不動産コラム/ COLUUMS
家族に住みやすい街、川口市。 子育てしやすいエリアはどこ?
公開日: 2024年11月12日 更新日: 2024年11月12日
目次
写真:pixta
住まいの購入動機として、「子どもが産まれる」「子どもが保育園に入園する」「小学校に入学する」など、子どもの生育を理由にする方は少なくないでしょう。埼玉県の中でも、川口市は都心に近いエリアでありつつも、自然豊かな地域。仕事や子育ての両立に非常に適した場所です。今回は、川口市の子育てに関する政策や利便性をご紹介し、川口市内に住むなら、どのエリアを選べばよいのかをお伝えします。
利便性と自然環境が評価され、川口市の人口は増加中!
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川口市は近年、再開発により街がどんどん整備されています。一方で、少し駅から離れると自然豊かな環境が広がっています。商業施設も多く、便利な割には住宅価格が周辺と比較して手ごろなことから、移り住む人が増えています。
それは人口にも現れています。コロナ禍中にいったん、人口は減少しましたが、平成26年(2014年)の人口は58万3989人、世帯数は26万2302でしたのが、令和6年(2024年)には60万6315人、世帯数30万2335となりました。この間を比べてみると人口は2万人強、世帯数は4万超も増えています。
川口市は住みたい街としても人気です。住宅ローン会社のアルヒが毎年、公表している「本当に住みやすい街大賞」ランキングでは、川口市は2020年、2021年と続けて1位を獲得しています。2022年も2位でした。
さらに、リクルートの「SUUMO住みたい街ランキング2024 首都圏版」では、「穴場だと思う街(駅)ランキング」(※)に川口が6位に入っています。
※交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがある
川口市が子育て世帯にとって住みやすい理由
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近年、子育てしながら夫婦ともに働く世帯が増えています。毎朝、お子さんを保育園に送ってから通勤電車に乗る日常はとてもあわただしく、少しでも“時短”を望むものでしょう。その“時短”を実現するのが川口市なのです。会社までの通勤時間が短いうえ、保育園までの距離が近く、入園可能性が高い、という条件を満たすからです。
通勤の利便性を見てみましょう。
たとえば、JR川口駅からJR東京駅までは最短で25分。地下鉄南北線に乗り入れている埼玉高速鉄道線の川口元郷駅からは、JR王子駅で乗り換えればJR東京駅まで最短36分という便利さです。駅からバス便を選んでも、1時間前後で都心に通勤できます。
東京都内に住んでも、通勤に1時間半以上かかるエリアは少なくありません。川口市は、この利便性の割に住宅が手ごろな価格となっており、子育て世帯にはうれしい街なのです。
それでは子育て環境をみてみましょう。
川口市では子育て施策に力を入れており、子育て世帯が暮らしやすい環境づくりに取り組んでいます。
保育園の状況について調べてみました。
待機児童数が心配になりますが、川口市の令和5年4月1日、令和6年4月1日時点の待機児童数はそれぞれ10人でした。
川口市内の保育園一覧は以下のサイトでわかります。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01080/050/5/32350.html
各エリアでみても、十分な数が確保されていることがわかります。
川口市の子育て支援にはどんなものがある?
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川口市では、子育て支援が充実しています。その代表的なものを挙げてみました。
●赤ちゃんにっこり応援金
0歳児を育てるパパやママに向けて、一人あたり1万円を支給する制度です。マイナンバーカードを持っていればさらにうれしい「赤ちゃんにっこり応援倍増ポイント」もあります。「赤ちゃんにっこり応援金」の申請が終わったら、申請者と新生児のマイナンバーカードを取得している方に、対象児童1人あたり「1万円相当のマイナポイント」を付与するものです。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01080/020/5/2/37314.html
●子ども医療費支給制度
子どもに対する医療費の一部を支給するものです。2024年10月から制度の対象が、子どもが18歳になったときの年度末までに拡大されています。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01080/020/5/2/4209.html
●訪問事業
保健師などが、妊婦さんや新生児がいる世帯を訪問する事業です。発育や発達、育児相談などをしたり、育児に関する情報提供が受けられたりします。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01090/050/boshihoken/26398.html
●子どもの救急ミニガイド
川口市では、「子どもの救急ミニガイド」を作成し、小児救急医療に関する情報を発信しています。看護師と電話で直接、あるいはチャットで相談できるので、困ったときには連絡してみましょう。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/kosodate_gakkou/kodomonoiryo_kenko/iryou/17294.html
●ママ・パパ・リフレッシュ事業
子育てに忙しいママやパパにリフレッシュしてもらえるよう地域で協力する事業です。店舗から割引などが受けられる「パパ・ママ応援ショップ」や、外出時に誰でも自由にオムツ替えができる「赤ちゃんの駅」などがあります。以下で手助けをしている場所や内容が閲覧できます。
https://www.saitama-support.jp/map/
●子育てガイドブック
川口市では、子育てに関する情報をまとめた「子育てガイドブック」を作成しています。インターネットでは、以下でダウンロードできます。
https://machiiro.town/viewers/150254#book/1
●かわぐちファミリー・サポート・センター
子育て中の人(依頼会員)と、子育ての援助をしたい人(援助会員)とが、お互い会員となって一時的に子どもを預かるなどのサービスを実施している制度です。サービスを受けるには会員になる必要があります。
利用できるのは次のようなときになります。
・保育所や幼稚園、小学校及び放課後児童クラブへの送迎やその前後の預かり
・保育所、学校等の休みの時
・保護者の求職活動中
・保護者の通院やリフレッシュ等
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/kosodate_gakkou/kosodatehenoshien_guidebook/17251.html
●川口市緊急サポートセンター事業
ファミリー・サポート・センターでは対応できない緊急時の預かりや、病児、病後児の預かりなどを行っています。こちらも会員登録が必要になります。次のようなときに利用できます。
・お子さんが風邪や発熱の時の預かり
・宿泊を伴う預かり
・早朝、夜間等の預かり
・保護者の体調不良等での緊急的な一時預かり
など
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01080/020/3/1670.html
●おやこの遊びひろば
概ね、3歳までのお子さんと保護者、もうすぐママになる方に対して、市内38カ所の遊び場を提供しています。保育士が常駐しています。情報交換の場としても好評です。場所や時間は以下から探せます。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01080/020/3/5628.html
●子ども発達相談センター
「落ち着きがない」「かんしゃくが強い」など、お子さんの発達について相談員が相談を受けつけます。関係機関への訪問などとともに、不安や悩みを一緒に考える場所です。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01080/030/hatsutatusoudansenta/31103.html
●学区
どこに住めば、その小学校や中学校に行くことになるのかは以下のサイトで確認できます。
事前に学校の下見をしたり、子どもたちの様子を見たりして雰囲気を得るようにしましょう。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/197/2023jyuusyogakku.pdf
子どもが急な発熱!病院事情はどうなっている?
子どもの体調は急激に変化します。住まいの近くにかかりつけ医を持つのはもちろんですが、もし、大規模病院にかかることになったら…。川口市内の大規模病院で小児科のある場所を知っておきましょう。
●川口市立医療センター
小児科の一般診療がメインですが、在宅の重症心身障害児の診療も行っています。また、発達障がい、内分泌、循環器の患者さんが多くなっています。発達障がいのための臨床心理士は多数、在籍していますが、3~4か月程度の検査待ちです。循環器やアレルギー外来などの専門外来もあります。東京医科歯科大学医学部附属病院小児科の連携施設となっています。
〒333-0833 埼玉県川口市西新井宿180
https://kawaguchi-mmc.org/section/pediatric/
●埼玉県済生会川口総合病院
午前は一般外来で、午後は専門外来を行っています。発達外来もあり、さまざまな相談を受けています。インターネットでは、「小児健康教室」を実施しており、ぜんそく・アトピー性皮膚炎・腎臓病などの慢性の病気を持つお子さんでも、病気に負けない生活を行えるよう、バックアップをしています。
病院の周辺には、障がいのあるお子さんへの療育の場、居場所の役割である「放課後等デイサービス」があり、親御さんに日々の疲れをとってもらう施設としても機能しています。
〒332-8558埼玉県川口市西川口5-11-5
https://www.saiseikai.gr.jp/section/syounika.html
子どもと一緒にお出かけしよう!川口市内のこんな施設
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子どもと一緒の時間を過ごし、今しかないたくさんの思い出をつくりたいもの。それは子育てのだいご味といえるでしょう。そんなときに役立つのは、一緒に楽しめる施設です。川口市内には大人も子どもも楽しめるたくさんの施設があります。
●SKIPシティ
行政施設と映像産業拠点施設によって構成されており、年間10万人以上の人が利用しています。そのなかには、彩の国くらしプラザ、川口市立科学館、映像ミュージアム、公開ライブラリーの4施設があり、大人も子どもも楽しめる施設です。
・彩の国くらしプラザ
消費生活に関して参加しながら学べる参加体験型施設です。展示ゾーンや図書ゾーン、イベントゾーン、実習室、研修室、発表コーナー、交流室があります。
https://www.kurashi-plaza.jp/
・川口市立科学館
装置を動かして実験を楽しめる科学展示室や、星を学ぶプラネタリウムなどに加え、日曜・祝日にはサイエンスショー(科学実験ショー)があります。楽しみながら学べる施設です。
http://www.kawaguchi.science.museum/index.html
・映像ミュージアム
映像の歴史やしくみを学べる施設です。映画のつくり方を体験できる「体験型映像ミュージアム」です。
https://www.skipcity.jp/vm/permanent/
・公開ライブラリー
テレビ番組などの動画をはじめ、文化財の写真や記録写真などがある映像の図書館です。NHKの「番組公開ライブラリー」と一体的に運営を行っており、無料で映像を見ることができます。
https://www.skipcity.jp/library/
●アートギャラリー・アトリア
展覧会やワークショップなどを行っているアート施設です。目の前の公園の芝生と一体となったウッドデッキがあります。
https://atlia.jp/
●川口ハイウェイオアシス
高速道路だけでなく一般道からもアクセス可能な高速道路のパーキングエリア。公園の「イイナパーク川口」と連結しており、自然と一体化した施設です。お子さんには屋内あそび場「ASOBooN(アソブーン)」が大人気です。
https://www.kawaguchi-highwayoasis.com/
川口市の治安はどう?
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ところで、子育て世帯が気になるのは、川口市の治安ではないでしょうか。実際のところ、川口市の治安は以前と比べてずいぶん、よくなっています。
たとえば、平成16年(2004年)に1万6314件あった刑法犯の認知件数は、令和5年(2023年)には4437件と、3割弱にまで減っています。令和5年で多かったのは、自転車盗で1534件、続いて車上ねらいで206件。埼玉県や他の都道府県と大きく異なるものではありません。まずは自転車や車、自宅に鍵をかけて防犯対策をする、というのが基本になります。
市内では防犯カメラを660台設置しており、約100台の公用車によるパトロール(青パト)を実施しています。市民や町会・自治会などの自主防犯活動団体の防犯活動も活発で、警察との連携や協力によってさまざまな取り組みを推進した結果といえそうです。
川口市内で子育てに向くエリアはどこ?
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川口市内で子育てをしたい方にとって、どの街に住むかはとても大切。川口市内は都心と同様の利便性を得られる街がある半面、自然が多くゆったりと子育てを楽しめるエリアもあります。子育てにふさわしい駅と周辺の街並みを複数、ご紹介しましょう。
●JR川口駅周辺
通勤や買い物の利便性が高い街です。大型商業施設は、ショッピングモールの「川口キュ・ポラ」「かわぐちキャスティ」などがあります。2025年春には、旧そごう川口店建物をリニューアルして新たな商業施設が開業します。アパレルや化粧品、生活必需品、生鮮食品に加え、スイーツなどのグルメ店舗などもある約100店舗が展開される計画です。
駅を出て、すぐの場所には、約3万㎡の広大な敷地を有する川口西公園があります。園内には約140本のソメイヨシノがあり、春にはお花見でにぎわいます。
駅周辺には高層マンションが多く建っていますが、駅から徒歩10分程度、またバス便になると戸建てが多く静かな環境になります。
保育園は駅前を中心に多数あり、通勤途中に立ち寄れる場所に点在しています。
出典:かわぐち案内マップ
共働きで毎日が忙しい方、都心に通勤しながら子育てをする方に向くエリアといえるでしょう。
●川口元郷駅周辺
埼玉高速鉄道線の川口元郷駅周辺は、これから再開発が進み、将来性に期待ができるエリアです。商業施設は、駅の西側にショッピングモール「ミエルかわぐち」があります。授乳室や幼児教室があり、日常の買い物だけでなく、お子さんの習い事にも便利な施設です。駅の近くには芝川という荒川の支流が流れています。少し南側には荒川が流れており、のびやかな風景が広がります。自然が残り、休日に家族でリラックスできる場所です。
川口元郷駅周辺にも保育園や幼稚園など、子どもを預けられる施設が多数あります。
出典:かわぐち案内マップ
都心の地下鉄沿線に職場がある方に向いているのではないでしょうか。
●鳩ケ谷駅周辺
埼玉高速鉄道の鳩ケ谷駅周辺を指します。川口元郷駅からは、2つ北側の駅になります。駅周辺には、「西友鳩ケ谷店」や「ニトリ」など、日常に必要な買い物ができる施設が整っています。イオンモール川口も駅から車で5分、1.6kmの距離にあるので、休日にたくさん買い物をしたい方には便利な場所でしょう。
マンションが中心となっているJR川口駅周辺や埼玉高速鉄道の川口元郷駅と異なり、駅から数分歩くと、戸建てが中心に建つ落ち着いた住宅地になります。鳩ケ谷氷川神社や真光寺と言った神社仏閣もあり、緑が多く、静かな環境が期待できます。
保育所は、駅から離れた場所にもあります。
出典:かわぐち案内マップ
お子さんを伸び伸びと育てたい方に向くエリアではないでしょうか。
●東川口駅周辺
JR武蔵野線と埼玉高速鉄道線の2路線が利用できることから、都心を始め、浦和や大宮、南流山や松戸など千葉方面に移動する方に向くエリアです。埼玉高速鉄道線東川口駅の東側には「西友東川口店」が、南東側には「マルエツ東川口店」があり、日常の買い物には困りません。
駅周辺は低い建物が多く、のびやかな印象を受けるでしょう。徒歩数分で静かな住宅地となり、落ち着いた暮らしができます。
保育園などは駅の東側から南側に複数、点在しています。
出典:かわぐち案内マップ
千葉や埼玉方面に通勤しながら子育てを両立させたい方に向くエリアではないでしょうか。
●芝エリア
外環自動車道の川口西インターチェンジの西側に広がるエリアです。エリアの中心には産業道路が通っています。最寄り駅はJR南浦和駅か、JR蕨駅からバス便となります。
車を日常的に使用する方に便利な場所といえるでしょう。エリア内には島忠ホームズがあり、コンビニエンスストアなどが点在しています。
保育園は産業道路を中心としたエリアに点在しています。
出典:かわぐち案内マップ
水路が多く、エリア全体がゆったりした雰囲気に包まれています。エリアの北側には神谷沼運動公園があり、伸び伸びと子育てをしたい方に向くエリアでしょう。
このほかにも川口市内で子育てにふさわしいエリアはたくさんあります。どんな暮らしをしたいのかによって、選ぶ街が異なってきますので、まずは当社にお尋ねください。
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