不動産コラム/ COLUUMS
静かな環境でありながら利便性高い! 鳩ヶ谷駅周辺の物件をおすすめする理由とは?
公開日: 2024年7月18日 更新日: 2024年7月18日
目次
鳩ケ谷大橋/新芝川周辺を下流側より望む
写真:pixta
埼玉県川口市の中央部に位置する鳩ケ谷地区。最寄り駅は、埼玉高速鉄道の鳩ケ谷駅で、かつては、鳩ケ谷市という独立した自治体でした。2011年に川口市と合併しましたが、川口のなかでも静かな住環境が特長の歴史ある街です。最近では、利便性と手ごろな不動産価格から住み替える人が増えています。今回は、鳩ケ谷周辺で住まいを選ぶメリットをお伝えします。
鳩ケ谷地区ってどこにあるの?
埼玉高速鉄道鳩ケ谷駅前
写真:pixta
鳩ケ谷地区とは、埼玉高速鉄道線の鳩ケ谷駅周辺に広がる街を指します。埼玉高速鉄道線は地下鉄南北線と乗り入れており、南北線の赤羽岩淵駅(東京都)から埼玉県に入り、3つ目の駅になります。
都内への通勤のアクセスがスムーズなうえに、静かで買い物などの利便性が高い街として、近年、注目を集めています。
たとえば、埼玉高速鉄道で、鳩ケ谷駅から飯田橋駅まで乗り換えなしで27分。大手町駅までは飯田橋駅で乗り換えて40分前後です。JR新宿駅には、JR駒込駅乗り換えで40分強、と都内への通勤が非常に便利な場所に位置します。
さらに、うれしいのは始発電車があること。2024年3月のダイヤ改正では、上りでは5時台から10時台まで1時間に1本から4本の始発電車があります。朝の通勤で座れる可能性があるのは、身体もとてもラクなのではないでしょうか。
出典:https://www.s-rail.co.jp/railmap/
駅からのバス路線も充実しており、東西南北の各地区に路線が延びています。駅の東口、西口から利用できるほか、少し離れた鳩ヶ谷駅JA前、昭和橋からもバスが利用できます。
出典:
https://5931bus.com/files/topics/1016_ext_07_0.pdf
車利用も利便性が高い場所です。鳩ケ谷駅から約1.8kmの場所には、首都高速川口線 新井宿出口があります。車でのお出かけにも便利です。
駅周辺には、どんな施設があるの?
駅周辺は、日用品の店舗が充実しています。
鳩ケ谷駅を出てすぐ50mほどの場所には、ディスカウントスーパーの「アコレ鳩ケ谷駅前店」、南西側に2分歩くとスーパーの「サミットストア鳩ケ谷駅前店」があります。その並びには家電量販店の「コジマ×ビッグカメラ鳩ケ谷店」も。駅の東側には、インテリア用品の「ニトリ鳩ケ谷駅前店」があり、日常生活に必要なものはほぼ駅周辺で入手できます。
駅から少し離れますが、駐車場のある西友鳩ケ谷店は大量の買い物をするのに便利。イオンモール川口も生活圏。ここには、大型駐車場があるので、食料品だけでなく、ファッション、飲食店も充実しており、家族で楽しく休日を過ごせそうです。
鳩ケ谷の歴史を知りたい
鳩ケ谷氷川神社。休日の散歩コースにぜひ
写真:pixta
2011年に川口市に合併される以前は、鳩ケ谷市として独自の自治体を形成していました。江戸時代は、徳川家康が日光へ参拝する際に利用した日光御成道が通る古い街です。江戸時代には「鳩ケ谷宿」があり、商業が盛んな街としてにぎわいました。今でも当時からの神社や仏閣、庚申塔などが残り、かつての賑わいを彷彿させる街となっています。
近隣の神社仏閣をご紹介しましょう。
・氷川神社(鳩ヶ谷) 鳩ケ谷駅から約400m
かつての鳩ケ谷宿に近い高台にあり、徳川家康が境内で休息したといわれています。12月には商売繁盛の熊手を売る「おかめ市」が開かれています。
・地蔵院 鳩ケ谷駅から車で4分
平安時代からの古いお寺で、鎌倉時代の不動明王像が公開されています。毎月28日には、お護摩祈願も行われています。
・慈林薬師宝厳院 鳩ケ谷駅から車で6分
奈良時代、光明皇后の眼病の平癒を祈って、僧行基が薬師仏を安置する薬師堂を建立したことが起源とされています。昔から、眼病のお寺として多くの人を集めてきました。
休日に散歩コースとして、こういった古い街や神社などを訪れるのもよいのではないでしょうか。
鳩ケ谷の住環境はどう?
鳩ケ谷駅周辺には複数の店舗があり、日常生活に必要なものが揃います。一方で、駅から少し離れただけで、閑静な住宅地が広がっています。
以下は、鳩ケ谷駅を中心とした用途地域を示した図です。「用途地域」とは、市街地を計画的につくるために、どのような建物が建てられるかを定めたものです。
用途地域には、大きく分けて、住居系、商業系、工業系があります。住居系は、住居をメインとしたエリアで以下のように13に分かれています。それぞれに、戸建て中心のエリア、中高層のマンションが建てられるエリア、などと細かく分類されています。
たとえば、(1)「第一種低層住居専用地域」と(6)第二種住居地域を比べると、(1)は建てられるものに厳しい制限があり、以下では上にあるほうが閑静な住宅街と言えます((8)の田園住居地域を除く)。
(1) 第一種低層住居専用地域
(2) 第二種低層住居専用地域
(3) 第一種中高層住居専用地域
(4) 第二種中高層住居専用地域
(5) 第一種住居地域
(6) 第二種住居地域
(7) 準住居地域
(8) 田園住居地域
鳩ケ谷駅周辺の用途地域を具体的な地図でみてみましょう。
準工業地域や商業地域もありますが、「第一種住居地域」が目につき、さらに駅の東側には「第一種低層住居専用地域」が広がっています。静かな住環境の街ということがわかります。
<関連記事>川口市の魅力は?住みやすさはどんな点にある?
鳩ケ谷の物件価格はどうなの?
鳩ケ谷エリアは川口市のなかでも、比較的、手ごろな価格の物件が多く分譲されています。
たとえば、過去の成約価格を見てみましょう。国土交通省では、不動産の取引価格などを閲覧できる「不動産情報ライブラリ」を運用しています。ここで、「川口市内」の物件の取引情報を調べてみました。
築年や駅からの距離ができるだけ近い物件を集めています。
出典:https://www.reinfolib.mlit.go.jp/
これをみると、鳩ケ谷駅周辺は、新築でも川口駅や西川口駅に近い物件と比べて、お手頃感が目につきます。
鳩ケ谷の子育て環境はどうなっている?
子育て政策が充実する川口市イメージ
写真:pixta
鳩ケ谷地区が属する川口市では、子育て政策が充実しています。
・支援センター
南鳩ヶ谷には、「南鳩ヶ谷地域子育て支援センター」(川口市南鳩ヶ谷6-6-18、川口市立南鳩ヶ谷保育所2階の一部分)があります。ここには、遊戯室や授乳室、和室があり、0歳から3歳までのお子さんと親御さんがともに遊べる場が提供されています。利用料は無料。
子育ての情報交換や相談、子育てに関する講習会も定期的に実施されているので、是非参加してみましょう。子育ては地域とともに進めていきたいもの。いつでも相談でき、訪れる場所があるのは、とても助かります。
・メール配信
川口市は、「かわぐち子育て情報メール」を配信しています。
これは、メールアドレスを登録すると、子育てに関するさまざまな情報を得られるもの。防犯情報などもあるので、登録してみましょう。
メールの登録方法は川口市ホームページをご確認ください。
・育児応援のインターネットサイト
川口市では、育児を応援する行政サービスサイト「ママフレ」も運営しています。
オンラインで相談ができるので、悩んだら、いいえ、むしろ、悩む前にアクセスしてみましょう。
https://kawaguchi-city.mamafre.jp/
・ファミリーサポート
有償にはなりますが、子育て中の人が、子育ての援助を行える人にお子さんを一時的に預かってもらう「かわぐちファミリー・サポート・センター」があります。会員制の組織で、生後6か月から小学校6年生までのお子さんを保育園や小学校への登園前の預かりやお迎え、学校などの休みのときなどの預かりなどを行っています。ご自身のお子さんを援助してもらいながら、他のお子さんの援助ができる方も登録しています。
利用料は平日の7時から19時までなら、一人1時間あたり700円。以下にアクセスしてみましょう。
https://kosodate-kwgc-saitama-ksp.jp/famillysapo/
・子育て家庭優待制度
川口市のある埼玉県のサービスになりますが、「パパ・ママ応援ショップ事業」というものがあります。「優待カード(またはLINEアプリ画面)」を提示すれば、県内の店舗・施設・企業などで割引やポイントサービスの優遇などが受けられるものです。制度の趣旨に賛同した協賛店が自主的に特典を提供しています。協賛店には、「協賛ステッカー」や「協賛ポスター」が掲示してあります。さらに、3人以上の子供がいる多子世帯を応援する「多子世帯応援ショップ制度」もあります。
「パパ・ママ応援ショップ」の優待カード(スマートフォン版)の入手は以下からになります。埼玉県LINE公式アカウントに「埼玉県庁」を友だち追加して、利用者情報をを入力します。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0607/ouen/index.html#apurinyuusyuhouhou
また、外出時に赤ちゃんのオムツ替えに困らないよう「赤ちゃんの駅」という場所もあります。これは、誰でも自由におむつ替えや授乳ができるスペースのこと。赤ちゃんがいつも快適だとパパもママも安心。こういった施設はとても助かりますね。
・パパ・ママ・リフレッシュ事業
もう一つ。「ママ・パパ・リフレッシュ事業」というものもあります。子育てに懸命に取り組んでいるパパやママに、日ごろの疲れを癒したり気分転換を図ってもらったりするために、お子さんを預けられたり遊ばせたりすることができる場所が確保されているものです。
「パパ・ママ応援ショップ事業」や「多子世帯応援ショップ」、「赤ちゃんの駅」、「ママ・パパ・リフレッシュ事業」に協賛している店舗は以下で探すことができます。
休日を楽しく過ごせる公園にはどんなところがある?
川口市立グリーンセンター。季節ごとの花や緑が楽しめる
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鳩ケ谷周辺には、楽しく過ごせる公園が数多くあります。徒歩で行けるだけでなく、車でお出かけして一日楽しめる施設もあります。いくつかをご紹介しましょう。
・三ツ和公園 (南鳩ヶ谷1-8)
南鳩ヶ谷1丁目の広くて大きな公園です。ウォーキングコースや遊具があり、大人も子どもも楽しめます。100本以上の桜が植えられており、春には満開の桜が圧巻です。
・沼田公園 (辻沼田100-1)
広い芝生広場が特徴の沼田公園。中央には人工芝が張られ、小さなお山があり、お子さん向けの遊具があります。砂場やブランコ、大人にはストレッチができる健康遊具もあります。
・川口市立グリーンセンター (新井宿700)
「日本の都市公園100選」に選ばれた総合公園。緑や花を楽しめ、各種イベントや園芸教室の開催や、フィールドアスレチック、芝生広場、昆虫の森、ちびっこ広場などがあります。
病院事情はどうなっているの?
お子さんの急病に対応してくれる病院の存在は大切
写真:pixta
生活するなら頭に入れておきたいのが病院の場所です。とくにお子さんや大人の急病に対応してくれる大規模病院が近くにあるのは心強いもの。
川口市内では、次のような大規模病院があります。
●川口市立医療センター (川口市西新井宿180)
産婦人科、小児科、新生児集中治療科をはじめ、内科や総合診療科、循環器科、外科、皮膚科、口腔外科などがある総合病院。
●済生会川口総合病院 (川口市西川口5-11-5)
産婦人科、小児科はもちろん、腫瘍内科、心臓外科など25の標榜診療科を有する総合病院。
住みやすさが評価され、鳩ケ谷を含む川口市の世帯数は増えています!
家族の笑顔が増える暮らしのイメージ
写真:pixta
鳩ケ谷地区と川口市の暮らしを見てきました。「便利で暮らしやすい街」というキャッチフレーズがぴったりくることがわかるでしょう。これらが評価され、鳩ケ谷を含む川口市の世帯数は増加しています。
川口市の人口(総数)は、2015年からみても、増加しています。2022年から2023年はコロナ禍の影響でいったん、減少したものの、2024年には再び増加に転じています。以前、お住まいだった川口に戻ってきた方もいらっしゃるでしょうし、テレワークが普及したことから、東京都内から快適な住環境を求めて引っ越してこられた方も多数、いらっしゃると推測されます。
たとえば、2023年12月1日時点の人口は60万6457人、世帯数は30万2269世帯でした。前年同月の人口は60万4966人でしたので、人数だけを比べるとやや減っていますが、世帯数は29万8224世帯と4045世帯、増えています(※)。
※参照:https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01020/010/toukei/12/43956.html#01
口市は、「家族にとって住みやすい街」ではないでしょうか。なかでも静かな環境が維持されている鳩ケ谷地区は、今や都心への通勤の利便性も確保されており、首都圏のなかでも相反する好条件を持つ貴重な場所といえるでしょう。
鳩ケ谷が住みやすいといわれる理由をご理解いただけましたか。当社は、鳩ケ谷を地盤として戸建てや土地などさまざまな不動産を取り扱い、20年超の実績がございます。鳩ケ谷に最も詳しい不動産会社と自負しており、鳩ケ谷の「過去、現在、未来」のさまざまな情報をご提供できます。鳩ケ谷でお住まいをお考えならぜひ一度、お問合せください。
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