「鳩ヶ谷駅」西口隣接　不動産のプロフェッショナルパートナー　ハナイアーバンプランニング

埼玉高速鉄道（埼玉スタジアム線）とは

（埼玉高速鉄道公式サイトより引用）

埼玉高速鉄道（埼玉スタジアム線）は赤羽岩淵駅から浦和美園駅まで、川口市を中心に東京都北区・さいたま市を結ぶように南北に伸びた路線です。

赤羽岩淵駅は東急目黒線の相互直通先になっているうえ、東京メトロ南北線も乗り入れており、都心への通勤者が多く利用しています。

2022年4月には東急目黒線から乗り入れる車両が8両編成となったこともあり、通勤時の快適性が増しました。

都心通勤者に埼玉高速鉄道沿線をお勧めする理由とは

埼玉高速鉄道株式会社が、もともと川口市やさいたま市の建設や運営を行う第三セクターとして誕生した経緯もあります。都市計画と連携して建設されていることもあり、埼玉高速鉄道沿線地域は生活の利便性が高いのが特徴です。

さいたま市への通勤者はもちろん、都心通勤者に埼玉高速鉄道沿線をお勧めする理由として、以下の4つのポイントがあげられます。

混雑率が低く空いている

埼玉高速鉄道の乗車率は、ピークの時間帯で131％と低めです。

埼玉県からの通勤者が多く利用する路線の混雑率（乗車率）は、埼玉高速鉄道を除くと最高で埼京線の185％から始まり、それぞれ次のとおりです。

・埼京線：185%
・京浜東北線：173％
・高崎線：162％
・東武伊勢崎線：150%
・宇都宮線：137％
・東武東上線：135％
（引用：国土交通省　https://www.mlit.go.jp/statistics/details/content/001365148.pdf）

もっとも混雑率の低い東武東上線でも135％となっており、いかに埼玉高速鉄道が空いているかが分かります。

また、東京圏全体の平均混雑率と比較しても、埼玉高速鉄道の131％は低い数値です。

（引用：国土交通省　三大都市圏における主要区間の平均混雑率・輸送力・輸送人員の推移
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001413542.pdf）
近年はコロナ禍により東京圏も各鉄道の混雑率が低下していましたが、パンデミック以前の令和元年の数字を見ると、平均163％でした。

国土交通省が提示する混雑率の目安では、150％で新聞を広げて読める程度とされています。

（引用：国土交通省　https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001413542.pdf）
混雑率がピークでも131％しかない埼玉高速鉄道は、通勤時にタブレットで仕事の資料やメールを確認したい方など、ある程度のパーソナルスペースを確保したい方に最適です。

始発駅なら必ず座れる

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト/
https://www.s-rail.co.jp/news/2020/sr-dvs-202004start.php
https://www.s-rail.co.jp/news/2017/daiyakaisei-20170325.php）
さいたま市の浦和美園駅は始発駅のため、座って通勤できます。
中間地点に位置する鳩ヶ谷駅にも始発電車があり、川口市在住者もゆったりとした通勤時間を過ごせます。

浦和美園駅から赤羽岩淵駅までの合計8駅は、片道19～22分程度の所要時間ですが、朝の電車で座って過ごせるかどうかは、一日のモチベーションに大きく影響するでしょう。
都内の主要駅に乗り換え0～1回程度で辿り着けるため、直通している東京メトロや東急目黒線方面に向かう場合は、さらに長い時間、座ったまま通勤できます。

また、始発の浦和美園駅以外はすべての駅が地下にホームを設置しているため、駅までの道のりで踏切を渡る必要がないところも嬉しいポイントです。

地価が安くコスパが最高

前述のとおり通勤しやすい埼玉高速鉄道は、都心部まで同程度の通勤時間となる他沿線と比べると、住宅にかかるコストが安いのも魅力です。
仮に朝7時ごろ東京都千代田区の永田町駅まで通勤する場合、始発の浦和美園駅からは片道49分程度、鳩ケ谷駅からは片道37分程度と、1時間に満たない所要時間です。
浦和美園駅発と鳩ケ谷駅発それぞれのルートについて、通勤時間が同程度の5駅と地価を比較した場合、次のとおりでした。


（引用：埼玉県庁ホームページ　https://www.pref.saitama.lg.jp/a0109/sr-main/sr-townguide/myhome/index.html）

浦和美園駅と比較すると、地価が安いのは千葉県柏市の柏駅と千葉市中央区の蘇我駅の2駅周辺のみです。
しかし始発で座って通勤できることや、永田町以外の都内主要エリアにも乗り換えなしでアクセスしやすい点などを考慮すると、浦和美園駅のほうが総合的なコスパが高いと言えます。
鳩ケ谷駅と比較したルートでは、圧倒的に他エリアよりも安価となりました。
もっとも価格の近い千葉県浦安市の新浦安駅と比較しても、半額以下の安さです。

自然や緑地が多く環境がよい

埼玉高速鉄道の沿線は、自然や緑地の多さも魅力的です。
たとえば川口市とさいたま市にまたがる広大な田園風景、「見沼たんぼ」が代表的です。
見沼たんぼは約1,260haにおよぶ大規模緑地空間で、たんぼの他に用水路や河川、畑や雑木林が広がり、多くの生き物を育んでいます。

（引用：埼玉県庁ホームページ https://www.pref.saitama.lg.jp/a0108/minuma/）

ブルーベリー、ブドウ、イチゴ、梨、さつまいもなど、季節のフルーツや野菜の収穫体験ができる農園もあり、カップルやファミリー層に人気です。
川口市南部には、400年の歴史をもつ植木の生産地、「安行」もあります。
地域の交流スポット「川口緑化センター 樹里安」は、道の駅「川口・あんぎょう」とも呼び、イベントやショッピングを楽しめます。
風景として目で楽しむだけではなく、自然とのさまざまな触れ合いも体験できるのは、緑豊かな埼玉高速鉄道沿線ならではの魅力です。

唯一のデメリットとは

埼玉高速鉄道沿線に住むうえで唯一のデメリットは電車の運賃が高いことです。
もっとも遠い浦和美園から永田町への運賃を通勤定期で見ると、月額27,450円となります。
全額負担となると毎月の出費が痛いところですが、通勤定期代が全額会社支給であれば、デメリットにはならないでしょう。

沿線にはマンション群や大型商業施設もあるため、生活の利便性を含めて考えると、交通費以外の大きなデメリットは見つかりません。

埼玉高速鉄道の各駅の特徴

生活することを考えると、住むエリアは通勤の利便性に加えて駅周辺の住環境も考慮しつつ選びたいところです。
駅ひとつ変わるだけで、住環境が大きく変わることは珍しくありません。
そこで、ここからは駅選びの参考になるよう、埼玉高速鉄道の各駅について、家賃相場などのコスト面や住みやすさ、おすすめスポットを紹介します。

埼玉高速鉄道駅一覧

埼玉高速鉄道の駅ごとに、平均家賃相場、平均坪単価、都心までの所要時間をまとめてみました。
ここであげる都心は、永田町駅を想定しています。

上記の平均家賃相場や平均坪単価は、実際の物件情報から算出しています。
平均坪単価は各駅から徒歩10分圏内の物件に絞り込んで算出していますが、データの少なかった戸塚安行駅のみ徒歩15分圏内の物件情報を参考としました。

埼玉県内であれば、ワンルームで6～7万円以内、3LDK以上の物件でもほとんどのエリアで10万円以下の家賃で住めます。
戸塚安行から鳩ケ谷あたりにかけてのエリアは物件情報自体が少なく、築年数や立地などの影響で、3LDK以上の物件のほうが2LDK前後の物件よりも安い場合があります。

各駅の住みやすさ・特徴

埼玉高速鉄道8駅について、それぞれのエリアの住みやすさや特徴、おすすめスポットを紹介します。

浦和美園

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

埼玉高速鉄道の始発駅のため、浦和美園駅は朝ゆっくり座って通勤したい方におすすめの駅です。
駅から徒歩5分程度のイオンモール浦和美園は3階建ての大型ショッピングモールで、フードコートの他にレストラン街やカフェがあり、映画館もあり、買い物以外も楽しめます。
病院や子供向けのスクールも豊富なため、生活の利便性が高いエリアです。
イオンモール以外にも小型のスーパーやコンビニ、電機店などの専門店が点在しています。

おすすめスポットは、駅の北部に位置する埼玉スタジアムです。日本最大のサッカー専用スタジアムとして建設されたため、フィールドとの距離が近く、選手の熱量を肌で感じることができます。
また、埼玉スタジアムから約2kmの位置にある見沼田んぼも、自然を楽しみたい方におすすめです。

東川口

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

東川口の特徴は、JR武蔵野線に乗り換えやすいことです。
さいたま市中央区や神奈川県横浜市、千葉県船橋市へのアクセスがしやすいため、休日のおでかけでも電車を利用したい方は、東川口周辺が便利です。
駅から徒歩1分程度の場所と徒歩5分のところに、それぞれ西友とダイエーがあります。 駅から徒歩6分程度のところに開設した、いちご狩りが楽しめるスポットとして人気を集めています。
紅ほっぺ、章姫に加えて、埼玉県内でしか味わえない幻のいちご、あまりんを栽培しています。
施設はバリアフリーとストレスフリーを重視して設計されており、誰でも気軽に楽しめるよう配慮されている点も嬉しいポイントです。

戸塚安行

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

戸塚安行は閑静な住宅街が広がる一方で、緑地帯など緑豊かなエリアも多いのが特徴です。
駅前には大型スーパーのフードガーデン戸塚安行駅店があり、23時まで営業しているため、仕事帰りにゆっくり買い物できます。飲食店やコンビニも点在しており、公園も多いため、子育て中のファミリーに最適な環境が揃っています。

戸塚安行でおすすめのスポットは、川口緑化センター 樹里安（道の駅川口あんぎょう）です。
飲食店や園芸販売店、JA農産物直売所などが多く、植物にちなんだイベントも開催される賑やかな施設です。
また、戸塚安行周辺は西福寺や興禅院、七郷神社など多くの社寺が点在しているため、お寺や神社巡りを楽しめます。

新井宿

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

新井宿は岩槻街道（国道122号線）に近く、平日は電車で通勤しつつ休日は車でおでかけしたいという方に利便性の高いエリアです。
駅から徒歩7分程度の立地に24時間営業の西友と、岩槻街道にディスカウントショップのドン・キホーテがあり、日用品にかける出費を安く抑えられます。
他にも小型スーパーや飲食店、コンビニなどが複数あるため、買い物に困ることはないでしょう。
近隣には、総合病院の川口市立医療センターもあります。

新井宿でおすすめのスポットは、川口市立グリーンセンターです。
大温室や花菖蒲園、バードセンター、アスレチックやミニ鉄道など親子やカップルで楽しめる設備が揃っています。
夏季は園内の流水プールが、冬季は同施設を利用したアイススケート場が営業しており、一年中楽しめる点も大きな魅力です。

鳩ヶ谷

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

鳩ヶ谷は埼玉高速鉄道の中間に位置しており、東京にもさいたま市にもアクセスしやすいエリアです。駅自体が岩槻街道に沿うように設置されているため、周辺にはスーツやタイヤ、電機店など大型の専門店やスーパーがあります。
徒歩5分程度の距離にある大型インテリア用品店のニトリ鳩ケ谷駅前店は、敷地内に電気自動車充電器も設置されています。
駅前には埼玉県武南警察署もあるため、ファミリー層・ひとり暮らしの方どちらも安心して住めるでしょう。

鳩ケ谷でおすすめのスポットは、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザです。
映像ミュージアムやワークショップなど、映像作りに関する展示を見たり体験したりできます。
常設展の他に企画展も行われており、子供向けのイベントも多いのが特徴です。

南鳩ヶ谷

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

南鳩ヶ谷は駅周辺に大型商業施設はないものの、小型のスーパーやコンビニが点在しているため、日用品の買い物に困ることはないでしょう。
駅東側の新芝川を超えると、業務スーパーもあります。
また、新芝川の堤防はサイクリングロードとして整備されており、スポーツサイクリングやランニング、散歩を楽しみたい方に人気です。

南鳩ケ谷でおすすめのスポットは、三ツ和公園です。
広々とした園内には100本を超える桜が植えられているため、春は花見客でにぎわいます。
ゲートボール場やトイレなど設備が整っており、地域のお祭りも園内で行われるため、幅広い年代に人気のスポットです。

川口元郷

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

川口元郷は、駅前に芝川と芝川公園が広がる緑豊かなエリアです。ベッドタウンとして再開発が進んだことから、駅周辺には大型のマンションが複数立ち並びます。
芝川を挟んだ向かいには大型ショッピングモールミエルかわぐちがあり、食品や雑貨、薬品など幅広いアイテムが揃います。一方で路地に入ると閑静な住宅街が広がっており、利便性と住環境の両方を求める方に人気です。

川口元郷でおすすめのスポットは、元郷氷川神社です。子宝成就や子孫繁栄のご利益がある「しあわせの宮」として知られており、七五三詣や人形供養などで多くの地元住民が訪れます。
また、洋館や史跡好きな方は旧田中家住宅や旧芝崎平七邸もおすすめです。

赤羽岩淵

（引用：埼玉高速鉄道公式サイト　https://www.s-rail.co.jp/line/）

赤羽岩淵は東京メトロ南北線が乗り入れているうえ、徒歩圏内にJR赤羽駅もあるため、電車や新幹線での出張・旅行が多い方におすすめです。駅周辺に大型商業施設はないものの、小型のスーパーやドラッグストア、コンビニが多く点在しているため、日用品の買い物に困ることはないでしょう。
北部には荒川が流れており、さまざまな施設があります。荒川岩淵関緑地バーベキュー場も近いため、シーズン中は遠出しなくとも仲間や家族とバーベキューを楽しめます。

赤羽岩淵でおすすめのスポットは、JR赤羽駅近くの赤羽緑道公園です。廃線した線路を公園に整備しており、多くの木々や昆虫、野鳥の観察を楽しめます。
毎月、園内の植物や近隣の施設・団体などにちなんだイベントが開催されているため、休日のおでかけに最適です。

まとめ

生活の利便性を重視しつつ、通勤ストレスも抑えたいという方におすすめの路線が、埼玉高速鉄道です。
周辺エリアよりも地価がリーズナブルなうえ、電車の混雑率も低いため、賃貸はもちろん家の購入を検討している方にも人気です。

埼玉高速鉄道沿線でお住まいをお探しの方は、ぜひハナイアーバンプランニングにご相談ください。
ハナイアーバンプランニングは埼玉県川口市に本社を置く、地域密着型の不動産会社です。
埼玉県内や隣接する東京エリアの情報にも精通しており、マンション、戸建て、共同住宅を問わず、豊富な経験と知識を有しております。
まずは一度、ハナイアーバンプランニングにご要望をお聞かせください。